かつてのリビングの王者・ステレオ

梅雨の晴れ間、今日は蒸し暑い一日でした。
さて本日は、1980年に購入した記念すべき初のステレオ・コンポーネント。

YAMAHA A-5
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YAMAHA T-5
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当時いろんなメーカーのカタログや試聴を繰り返し悩んだ末に辿り着いたのがヤマハでした。
選んだ理由は音はもちろんですが、やっぱりデザイン。

約35年ほど前のデザインとは思えない洗練度、美しいということと何とも言えない品がある。

独特のスウィッチを勝手に『寒天ボタン』と呼んでいたのですが、アクリルかプラスティックか分かりませんが、やわらかく光るプッシュ式スウィッチ類が特徴的で、パネルレイアウトも抜群のセンスでした。

当時の価格は、プリメインアンプのA-5は49,800円、チューナーのT-5は32,000円。
ヤマハらしいナチュラルな音作りで聴き疲れのしない優しいサウンドでした。

今や、単品コンポーネント市場は縮小の一途、国内メーカーは悉く撤退。
特にスピーカーは海外モデルばかりで、かつてのダイヤトーンやJVC、コーラルといったスピーカーの名門も今は姿を消し、売り場は高級な海外メーカー品で埋め尽くされています。

1970年〜1980年代には、ローディ(日立)、オーレックス(東芝)、オプトニカ(シャープ)、オットー(三洋)、サンスイ、アイワ、ダイヤトーン、A&D(三菱電機と赤井電機連合)、トリオ(ケンウッド)、JVC、ナカミチなどなど、日本が誇ったオーディオ・ブランドたちですが、すべて撤退もしくは倒産。

他のメーカーも殆どがピュア・オーディオではなくAVコンポ色の方が強く、ただただ寂しいかぎり。
ソニーがハイレゾのウォークマンを登場させるなど、音楽を聴く装置は携帯スタイルに移行しリビングの王者だったステレオは一部のマニアだけの贅沢品になってしまいました。

何とか現在も頑張っているソニー、エソテリック(ティアック)、オンキョー、アキュフェーズ、パイオニア、デノン、ラックスマン、ヤマハなどには今後もフルサイズのピュア・オーディオを追求し続けてもらいたいものです。
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